少し前に、昔書き溜めていた詞のノートを読み返しました。
それがきっかけだったのか、急にお嬢が小学生の頃に出ていたピアノの発表会を見たくなって、
久しぶりに発表会のデータを探してみました。
あぁ、この頃は髪をセットするの大変だったなぁとか、
発表会のドレスを一緒に探すの楽しかったなぁとか。
演奏と関係ないことまで、いろいろ思い出します。
で、見ていて思い出しました。
そうだった!
私も弾いてたんだった。
習い事は、誰が決める?
今住んでいるところは、子どもに習い事をさせている家庭が多い地域だと思います。
幼稚園の頃から、バレエやスイミング、ピアノなど、いくつか習っている子も珍しくありませんでした。
私自身も、子どもの頃は結構いろいろな習い事をしていました。
なので、お嬢にも何かはやってほしいと思っていました。
ただ、その「何か」が何なのかは、私にもわからなかった。
私自身は、親が決めた習い事をしてきました。
もちろん、それが全部嫌だったというわけではありません。
今になって役に立っているものもあるし、やっていてよかったと思うこともあります。
でも、お嬢の習い事まで私が全部決めるのはやめよう、とは思っていました。
お嬢が、
「これ、やりたい!」
と私に申請してきたら、そこからは私の出番です。
通える範囲で教室を調べて、3〜5個くらいまで候補を絞る。
そのカードをお嬢に見せて、行ってみたいところから順番に体験する。
最後に決めるのは、お嬢です。
……とはいえ、もちろん最初に親のふるいにはかかっています(笑)
通えるのか。
費用はどうか。
時間的に無理はないか。
そのへんは先に私が見ています。
親が全部決めるでもなく、
子どもに全部丸投げでもなく。
我が家では、なんとなくこの形になっていました。
長く続いたものも、そうじゃないものも
スイミングは小学1年生から中学2年生まで、約8年。
4泳法も泳げるようになりました。選手コースで頑張りました。
そろばんは1年くらい。
習字もやったし、小学3年生と4年生の2年間はテニススクールにも通いました。
小学校では、月曜から金曜まで毎日25分、ネイティブの先生による英語の時間がありました。
それなら英語は別に習いに行かなくてもいいかな、と。
宿題もかなり多かったので、中学受験体制に入るまでは塾に行きませんでした。
何でもかんでも習わせるというより、
そのときのお嬢の生活を見ながら決めていた感じです。
そんな中のひとつが、ピアノでした。
私も一緒に弾くことになった
お嬢は幼稚園の頃にリトミックを始めて、
小学生になってから個人の先生にピアノを習っていました。
この先生が、いろいろな形で音楽を経験させてくれる先生でした。
普通に一人で発表会の舞台に立つだけではなく、
弦楽四重奏と一緒に演奏したり、ヴァイオリンやフルートと合わせたり。
連弾もそのひとつでした。
最初、お嬢は少し年上のお友達と連弾していました。
先生は私もピアノをやっていたことを知っていたので、
「お母さんも一緒にやってみませんか?」
と。
それで小学4年生のときに弾いたのが、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」。
翌年、小学5年生では、
ハチャトゥリアンの「剣の舞」を弾きました。
めっちゃ速いやん(-_-;)
当然ですが、私も練習しなくちゃいけない。
でも、お嬢にはお嬢の練習時間が必要です。
私がピアノを触れるのは、1日30分くらいしかない日もありました。
なので、とにかく曲を聴いていました。
ヘビーローテーションです。
弾けない時間でも、曲の展開や全体のイメージだけは頭に入れておこうと。
お嬢も当時は、学校まで電車で片道1時間弱。
帰ってきて、宿題して、そのあとピアノの練習。
今になって思うと、
よくやってたよなぁ。
今回、久しぶりに「剣の舞」を聴いて最初に思ったのが、
めっちゃ速いやん(笑)
お嬢、よくついてきたな。
私は伴奏側だったので、結構煽っています。
しかも本番は私が緊張していたので、さらに速くなっているところもあると思います(^^;)
ただ、練習のときから少し煽り気味ではありました。
先生から、
ここはもっと大きく。
ここは少し抑えて。
そんなふうに曲の表情を教えてもらっていたので、
お嬢がその感じを出しやすいように、伴奏側から持っていっていたんですよね。
ただ速く弾いていたわけではないです。
一応(笑)
この音源は客席から録音しているのですが、雰囲気だけでも。まぁまぁプログレッシブです。
転調も多く、ユニゾン大変でした。終わった後、息切れしたのを思い出しました。私が低い音です。
🎹ハチャトゥリアン「剣の舞」
本番前、二人で手汗を拭いた
本番は、たぶんお嬢より私のほうが緊張していました。
バンドで人前に立つのとは、また全然違う。
久しぶりに人前でピアノを弾くので、手が震えていました。
舞台に出る前、
「楽しもう!」
って、お嬢と手をつないで、
お互いの手汗を拭いて笑ったのを覚えています。
今、音源を聴いても、
上手だったとか、
どこを間違えたとかより、
よく二人でこれ弾いたなぁ
という気持ちのほうが大きいです。
「わかる親」は、たぶん面倒だった
ただ、お嬢にはちょっとしんどかっただろうなと思うこともあります。
私が経験していた習い事は、どうしてもわかってしまうんですよね。
ピアノなら、音が外れたとか、リズムが違うとか、指番号が違うとか。
聞いていると、だいたいわかる。
そろばんも音でわかる。
習字も、もっと身体全体を使ったほうがいいのになぁ、とか思ってしまう。
そして私は、言わなくてもいいことまでズバズバ言う人です。
お嬢からしたら、
めんどくさかっただろうなぁ(笑)
親が経験していることが、
いつも子どもにとってプラスになるわけじゃない。
これは今になって思います。
ピアノをやめても、ピアノは残った
中学受験のとき、家で練習が必要な習い事はいったん整理しました。
ピアノも、受験が終わるまではお休み。
終わったら戻るつもりだったのですが、
その頃には先生のレッスン枠が空いていませんでした。
結局ピアノには戻らず、今はドラムを習っています。
現在、高校1年のお嬢は、学校では箏曲部。
お風呂から上がってクールダウンしているときに、
30分くらい好きな曲を弾いていたりします。
ボカロ曲だったり、ブルグミュラーだったり、ケーラーだったり。
もう発表会のためでも、先生に言われたからでもない。
自分が弾きたいから、弾いている。
それを見ていると、
あぁ、ちゃんと残ってるんだな
と思います。
連弾から、協奏へ
今のお嬢は、ドラムを叩いて、箏を弾いて、プログラミングもしています。
生徒会や委員会の活動にも、自分から参加しています。
小学生の頃は、私と同じピアノの前に座っていました。
私が伴奏を弾いて、ちょっと煽って(笑)
お嬢がその音を聞いて弾く。
でも今は、同じピアノに座る必要はないんですよね。
お嬢はお嬢で、自分のやりたいことを選んでいる。
私はたぶん、その横で
「じゃあ、どうする?」
と、一緒に考えるくらいでいい。
我が家のやり方が正しかったのかは、わかりません。
誰かにおすすめするつもりもありません。
ただ、うちはこんなふうにやってきました。
ずっと同じ曲を弾く「連弾」から、
少しずつ、それぞれが違う音を出す「協奏」へ。
親子も、そんなふうに変わっていくのかなぁ。
久しぶりに聴いた二人で弾いた「剣の舞」は、
この先のことを少し見せてくれるものでした。




Noaさん
音楽の才能は遺伝してそうですね。
素敵だ。☺️
全く芸術系はダメなんで…🤣
おはようございます😊
色々やってこられたんですね!音楽が好きなのは遺伝ですかね?小学生であの早い曲しかも連弾。あの頃は大変だったねって話す日も早く来そうですね。