私が休職したことで、皮肉にも、お嬢と話す時間が増えました。
皮肉にも、という言い方は少し変かもしれません。
でも、仕事をしているときよりも、ゆっくり話を聞けるようになったのは事実です。
仕事をしていた頃も、お嬢の話は聞いていたつもりでした。
でも、たぶん「聞いていたつもり」だったんですよね。
ごはんを作りながら。
洗濯物を片づけながら。
次にすることを考えながら。
時計を見ながら。
お嬢は今、15歳です。
もう小さな子どもではありません。
自分なりに考えていることも、悩んでいることもあります。
それを少しずつ、私に話してくれるようになりました。
話を聞きながら、お嬢が小さかった頃のことを思い出しました。
そして最近、Substackで見かける、パパ・ママたちの姿も浮かびました。
お嬢が小さかった頃の私。
15歳になったお嬢。
今、子育ての真ん中で頑張っているパパ・ママたち。
いろいろな気持ちが混ざって、この曲になりました。
まずは、聴いてみてください。
君だけの空へ -To Your Own Sky-
聴いてくださった方が、それぞれの大切な人や、自分自身のことを思い浮かべながら、感じたまま受け取ってもらえたらうれしいです。
ここからは、この曲ができるまでの話を少しだけ書こうと思います。
小さかった頃のこと
お嬢が小さかった頃は、毎日を回すだけで精いっぱいでした。
朝起こして。
ごはんを食べさせて。
着替えさせて。
忘れ物を確認して。
送り出して。
帰ってきたら、また次のことが始まります。
今になって振り返れば、小さくてかわいかったなと思います。
でも、そのときは、そんな余裕はありませんでした。
寝ない。
食べない。
言うことを聞かない。
こちらも疲れている。
「もう知らん!」と思ったことも、何度もあります。
子どもとずっと一緒にいたいと思う日もあれば、ほんの少しでいいから、ひとりにしてほしいと思う日もありました。
かわいいと思う気持ちと、しんどいと思う気持ちは、一緒にあっていいはずなのに。
あの頃の私は、しんどいと思うことに、少し罪悪感があった気がします。
ちょっと疲れているパパ・ママたちの文章
最近、Substackで子育て中のパパ・ママたちの文章を読むことがあります。
子どものことを一生懸命考えている人。
家族のために動き続けている人。
仕事と子育ての間で、どちらにも十分にできていない気がしている人。
ちゃんとしたいのに、ちゃんとできない。
笑顔でいたいのに、余裕がない。
休みたいのに、休めない。
その文章を読みながら、昔の自分を思い出すことがあります。
私はもう、子育ての大変な時期を全部終えたわけではありません。
15歳には15歳の心配があります。
でも、子どもが小さかった頃とは、少し違う場所にいます。
だからこそ、今なら見えることもあるのかもしれません。
あの頃の私は、思っていたよりも頑張っていました。
たぶん、今頑張っているパパやママたちも、自分で思っている以上に頑張っています。
15歳になったお嬢
小さかったお嬢は、もう15歳になりました。高校生です。
手をつないで歩くこともありません。
何を考えているのか、全部わかるわけでもありません。
学校であったこと。
友だちとのこと。
これからのこと。
親には見えない場所で、いろいろ考えているのだと思います。
話してくれることもあれば、話さないこともあります。
私が聞きたいと思っても、今は話したくないこともあるでしょう。
それでも、最近は以前よりも少し、いろいろな話をするようになりました。
休職して、私の時間が止まったからでしょうか。
時間ができたからというより、私の頭の中に少し隙間ができたのかもしれません。
すぐに答えを出そうとせずに、話を聞ける日が増えました。
もちろん、いつも上手に聞けているわけではありません。
つい質問しすぎることもあります。
心配になって、先回りしてしまうこともあります。
「それで、どうするの?」
と、答えを急かしてしまうこともあります。
見守るというのは、思っていたより難しいです。
親子の距離が変わっていく
子どもが成長すると、親子の距離も少しずつ変わっていきます。
近くなったり。
遠くなったり。
話してくれたと思ったら、急に部屋へ戻ってしまったり。
こちらが話したいときには聞いてくれず、忙しいときに限って話しかけてきたり。
なかなか、こちらの都合どおりにはいきません。
でも、それでいいのかもしれません。
お嬢には、お嬢の時間があります。
私とは違う考え方もあります。
これから、自分で選んでいくことも増えていきます。
少し寂しいです。
頼もしいと思う気持ちもあります。
心配もあります。
たぶん、これからも、その全部を抱えたまま見ていくのだと思います。
休職して見えたもの
仕事を休まなければならなくなったことには、悔しさもあります。
この先どうするのか、考えると不安になります。
元気な日もあれば、何もしたくない日もあります。
それでも、立ち止まったことで見えたものがありました。
お嬢の話を、以前よりゆっくり聞けたこと。
15歳の今、何を考えているのか、少しだけ知れたこと。
お嬢が小さかった頃の自分を、今の場所から振り返れたこと。
そして、子育てを頑張っているパパ・ママたちの文章を、以前とは違う気持ちで読めたこと。
それらが重なって、一曲になりました。
歌詞を書き始めたときから、きれいにまとまっていたわけではありません。
書いては直して。
歌にしてみては、また変えて。
曲調や声も、何度も試しました。
今の私が書けるところまで、ようやく形になった曲です。
子育ては楽しいけど、疲れる。
子どもを大切に思っていても、疲れる日はあります。
優しくできない日もあります。
ひとりになりたい日もあります。
それで、子どもを大切に思っていないことにはならないと、今の私は思います。
親にも、休む時間は必要です。
少し離れてみないと、見えないこともあります。
私の場合は、休職という、自分では選びたくなかった形で立ち止まりました。
でも、その時間の中で、お嬢との距離が少し変わりました。
子育てには、たぶん、ひとつの正解はありません。
いつ声をかけるのか。
いつ黙っているのか。
どこまで手を出すのか。
どこから見守るのか。
これからも、迷うと思います。
ただ、今しか聞けない話を、聞けるときには聞いておきたい。
そんなことを思いながら、この曲を作りました。
聴いてくださった方の中で、この曲がどんな景色になるのか。
それぞれが感じたまま、受け取ってもらえたらうれしいです。
子どもとの距離が変わったと感じた瞬間はありますか。
よかったら、聞かせてください。
同じように子育てや働き方で迷っている方と、これからもゆるくつながっていけたらうれしいです。




Noaさんこんばんは🤗
15歳って体感ですけど大人と子供の間じゃないですか?その大切な時期に一緒に過ごせたのはラッキーって思うのも良いのかなと。次の段階は多分友達とかに重心が向きそうだし、自分のしたい事を1番に見るから相談役くらい。今の時期は親がいてあげないといけないのかな?情報だけはたくさん溢れるこの世の中、何が正解で何が間違いか…一緒に判断してあげるのはNoaさんじゃないかな?休職はご褒美だったのかも…今まで頑張ってきたから。